2020-03-30 Mon 20:00
作業用BGM探しをしていると、時折素晴らしいPVに出会います。 計算しつくされた作画崩壊感に中毒性を覚えます。 中でも本作は ・そもそも曲がいい・支離滅裂に見えてちゃんと歌詞とリンクしている ・何度も再生してもらうために、高速で物語を展開し分かりづらくさせる という匠な技により、酷く一目ぼれした逸品です。 なお作中の"ハイティーン"は、10年以上前に制作されたAC部の過去作に登場します。つまり本作は伏線回収というわけです。AC部ファンにはたまりません。 作品2:神聖かまってちゃん「るるちゃんの自殺配信」(制作:Rabbit MACHINE) アバターのように記号化された"るるちゃん"の登場。そしてTwitterのTLのように歌詞が表示される仕様。これらが効果的に若者の主張を現しており、メッセージ性の強い歌詞とマッチしています。 先月2/18に、女子高生が自殺配信をしたという報道がありました。彼女は神聖かまってちゃんのファンだったそうです。彼女の生い立ち等は一切知りませんが、私の中では"るるちゃん"として、脳内で生きづらさを訴えています。作品3:サザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」(制作:大月壮/今津良樹) music-kentei.netのサザンイントロクイズに全119問正解してしまうほどサザン好きの私にとって、「これぞサザン!」と強く思う曲です。 幾度も出てくる広告やLINEのようなアプリ画面が現代的かつリアルです。首を絞める構図が子供を抱く構図と重なるシーンは、サラリーマンが背負う宿命を視聴者につきつけます。就活前に本作を観ていたら、働いていなかったでしょう… 園子温監督の映画「地獄でなぜ悪い」のテーマ曲。爽快なゴア表現が映画とリンクしており、個人的にクセになります。 パロディと下品さが非常にユーモラスなので、カラオケで歌う際は必ずPV付きで入れます。そしていったん周囲を引かせたら勝ちです。たった2分20秒で人生を語るという、鳥肌モノの逸品。 天久聖一さんの作品は破天荒な作風がツボで、お蔵入りになった「じじょうのうた」のPVを知ってハマりました。 パラパラ漫画的に作られた本作は間違いなく鉄拳さんの作品とは水と油の関係でしょうね。どっちも好きですけど。 ※電気グルーヴのPVが沢山Youtubeから消えていたので、ニコニコで探しました。なぜでしょうね~笑 音楽×映像のダブルパンチは凄く響きます。これからも沢山の良作を発見したい所存です。
|
| HOME |
|